垂れ壁とは天井からぶら下がっている、この機能をご存知ない方であれば一体何だろうと思われがちなものです。
しかし、一定の建築の知識がある方ならば、その大きな効果は良く理解されているはずです。
万が一火災が発生した時の死亡原因の中で、大きな比率を占めるのが一酸化炭素中毒です。
火災が発生した時の煙が充満するスピードは、想像しているよりかなり早いものになります。
その煙が建物に充満することを防ぐため、その速さを抑えるための設備のひとつとなっています。
煙は最初は上へと昇っていき、天井で止まると横方向へと進みます。
人間が逃げる速度は煙の充満速度には追いつかず、結果として不幸な事態を招いてしまいます。
そのような事態を少なくするための設備は多々あるのですが、その設備が逆に人命を危険に晒してしまうこともあります。
事務所でも大規模な会場であっても、建築基準法などで設置が義務付けられている垂れ壁の多くの素材がガラスになっています。
しかし。
これは大きな地震があった時には、その揺れに耐えきれず崩落してしまう可能性があります。
避難しようと逃げていた人の上に落ちてきてしまった場合には、人を守らなければならない設備が逆に危険なものになってしまいかねません。
そのような事態を防ぐために開発されたのが、コンフォームウチダ株式会社のLSウォールです。
素材がガラスではなく計量の特殊シートを使用する事で軽量化し、割れにくくするという効果が実現できました。
計量であるがゆえに施工も早く完了させることができ、照度の確保も問題なく確保できます。
人命を守る為にも建物を守る為にも、一度採用を検討してみる価値は充分過ぎるほどあるものです。